プロテクター・パームピストルは手のひらに収まるサイズの小型リボルバーです。
握り込むことによってハンマーが起き、リボルバーが回転、放射状に配列されたカートリッジを叩くことで弾丸を発射するというユニークなシステムの銃です。
外観はとても銃には見えず、当時は懐中時計のようにチェーンを付けたデザインを目指していたそうです。
【ストーリー】
1882年、フランスでジャック・タボワ氏によって特許が取得され製造されました。米国では特許権を得て、ミネアポリス・ファイアアーム社、シカゴ・ファイアアームズ社などで製造、販売されました。
イリノイ州のシカゴにあったシカゴ・ファイアアームズ社では1890年代から32口径、7連発のプロテクターを製造、その総生産数は12000丁から25000丁と言われています。