Colt' Single Action Army 2nd Generation 4-¾ inch Black
今から150年前、1873年に拳銃史において偉大なモデルが製造されました。アメリカの西部開拓時代を象徴する銃、「コルト・シングルアクションアーミー(SAA)」です。何度かの生産中止や仕様変更はありましたが、45ロングコルト口径は“Peace maker(ピースメーカー)”の愛称で呼ばれ、現行品としてコルト社で民間にも販売されている息の長い銃です。第二次世界大戦での一時生産中止を受け、1956年に生産を再開してから1974年までの期間のモデルをセカンドジェネレーションと呼びます。最初期型のファースト・ジェネレーションの黒色火薬モデルと比較すると、シリンダー固定用のベースピンがファースト・ジェネレーションはフレーム前方から1本でネジ止めされているのに対し、フレーム左右からのネジとナットでの固定になっている点やエジェクターロッドヘッド部分が円形と半月型などの外観の違いもあります。戦後の西部劇では手に入りやすかった上記のセカンド・ジェネレーションモデルが主に使用されました。西部劇映画がヒットし、テレビ西部劇も盛んに製作されます。それが日本にも輸入、放映され一世を風靡しました。近年ではTVゲームでSAAを使いこなすキャラクターが登場したり、アクションスター大集合の映画で主人公がカスタムSAAを使用したり、西部劇をテーマにしたオープンワールドのアクションゲームがヒットするなど再び注目を集めています。