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【特選中古品】発火モデルガン　マルシン　ベレッタM92FS ブラックABS　リアル刻印仕様

商品の状態：小傷あり　未発火
付属品：本体、箱、説明書、カート15発
中古特価品につき、ノークレームノーリターン商品になります。ご購入後の返品交換はご遠慮ください。

未発火となります。

※
製造から長い年月が経過している製品の為、動作性や耐久性は現行新品モデルガンに及ばないものとなります。
現行製品と比較して動作が渋めで破損リスクもある商品となりますので、コレクション用途としての現状品販売になります。
動作性重視でお求めの場合は自力でのメンテナンス調整が可能な上級者様向けとなりますので、予めご了承ください。


【商品詳細】（スペックは新品時の情報です）

マルシン製の発火モデルガン『ベレッタM92FS』です。
ブラックABS製、ベレッタのリアル刻印入りとなっていた発売初期のロットの製品です。（WAライセンス仕様ではありません）

全長：217mm
重量：約700g
装弾数：15発
対応火薬：7mm MGCAP

現在でも販売が続いているマルシンのM92シリーズモデルガンは、現在は活動終了となっている鈴木製作所にて過去生産されていた製品を原型としています。

鈴木製作所は大手商社のモデルガン下請け製造という形から活動を開始したメーカーで、二度の銃刀法改正による金属モデルガン規制を経てモデルガンの主要素材がプラスチックへと以降してからは、マルシンと提携して商品開発を行っていました。
設計にはトイガンデザイナーのカリスマ：六人部登氏も深く携わっており、マルシンのプラグファイアー発火式の技術を取り入れた発火ブローバックモデルガンとしてM1911A1、ワルサーPPK/S、ベレッタM92SBを輩出しました。
特にベレッタM92SBについては六人部氏自身が最高傑作として非常に気に入っていた製品であり、初のベレッタM92のABS製モデルガン化製品でありながら、実銃通りのデコッキングやテイクダウン操作、トリガーと連動して稼働するファイアリングピンブロックまで再現されているリアルな完成度となっていました。

鈴木製作所が製造、ACG（マルシンの高級モデルガン向け販売ブランド）が販売名義となっていましたが、鈴木製作所が活動終了となってからは金型はマルシンに引き継がれ、ベレッタM92FやM92FSとして改修された上でマルシンブランドの製品として発売されていきました。
（※パーツやカートなどはマルシン現行品では殆ど改修されており、鈴木製作所純正の当時品とは直接の互換性はありません）

現在においてもM92シリーズはマルシンのモデルガンの看板的ラインナップであり続け、大定番のM9ミリタリーモデルのほか、強化スライドを装備したブリガディアモデル、レールフレームのM9A1モデルなども製品化しています。
また、アメリカ海軍の要請で試作されたという幻のM9のマシンピストルモデル「M9ドルフィン」までも業界で唯一トイガン化しています。

ちなみに、マルシン製ベレッタモデルガンの発売当初は実銃の刻印を再現した製品となっていましたが、現在ではスライドの刻印はピエトロ・ベレッタを絶妙にもじった「PIERCE BULLET」という架空の刻印にされており、グリップの大きなロゴも自社のマルシンロゴまたはそっくりな架空ロゴとなっています。
まさに画竜点睛を欠くと言われかねないところですが、これについては実は、1990年代後半にベレッタの正規ライセンスを取得した某トイガンメーカーが、他のベレッタ系トイガンを販売するメーカーに対し商標侵害であると民事訴訟を起こしたという出来事が影響しています。
その裁判自体は結果的に原告側の敗訴となって終わったものの、巻き込まれたメーカー各社では以降「ベレッタ刻印に触れてはいけない」という不文律があるかのようにベレッタ刻印の使用を現在に至るまで頑なに自粛し続けています。