※製品比較画像は資料としての参考用になります。現行ペガサスガスガンは付属しません。

ホビーショップフロンティアでは年中無休でエアガン、モデルガン、ミリタリーグッズなどの買取募集中です！
直接ご来店での持ち込みの他、東京都北区周辺であれば出張買取や、遠方のお客様では宅配利用の買取のご相談もお受けしております！
当店HPのお問い合わせフォームや、フロンティア3号店電話03-6903-8463(営業時間：11時～20時)までお気軽にお問い合わせください！

【特選中古品】ガスリボルバー　タナカワークス　コルトパイソン ケースレス ブラックABS　コルト社創立150周年記念製品　（廃盤品）

商品の状態：傷あり
付属品：本体、箱、説明書、換装用バレル
動作確認済み
中古特価品につき、ノークレームノーリターン商品になります。ご購入後の返品交換はご遠慮ください。

ペガサスガスガン登場以前の、1987年発売の旧設計ガスガンです。
現在は廃盤となっている製品です。

射撃、給弾作動は現状では正常です。
初速は約52m/s程度です。（0.2gBB）

当時の別売オプションの換装用「4インチアウターバレル」がオマケで付属しています。
こちらは本来セットの4インチ用インナーバレルは同梱されておらず、そのままでは正しく換装できません。
あくまでコレクション向けのおまけ扱いの品になります。

※
動作品になりますが、旧設計のエアガンのため現行商品と比較して実射性能は元より及ばないものとなります。
サバゲーなど実射重視での使用は非推奨で、メーカー修理も不可能の商品となりますので、あくまでコレクション向けのアイテムになります。
予めご了承ください。


【商品詳細】（スペックは新品時の情報です）

現在でも高品質なエアガン＆モデルガンを手掛けるタナカワークスが、1987年に発売したガスガンのコルトパイソンです。
トイガン業界のブームがモデルガンからエアガンへと遷移していく時流の中で誕生したガスガンとなっており、モデルガン的な動作面のリアリティをある程度保ちつつエアガンとしての実用性も追求した、いかにも実験的で風変わりな動作機構を持っているのが本製品の最大の特徴です。

その前年にマルゼンから発売されたリボルバー型ガスガン『S&W 44マグナム』という製品は、リボルバーの外観を持ちながらもシリンダーを含めほとんどのパーツが一体成型のダミーとなっている固定ガスガンで、装弾数は約70発という実用面に振り切ったものとなっており、現代の視点で見ればあまりにも奇天烈すぎる仕様でしたが当時は有用なサバイバルゲーム用ウェポンとして非常に人気の製品となっていました。

それを踏まえたうえで登場したタナカ製のコルトパイソン・ケースレスガスガンは、シリンダーが動かないリボルバーなど許し難いと考えられたのか、バレル下のシュラウドをチューブマガジンとして、回転するシリンダーを経由して上のバレルにBB弾を送っていくという凝った構造となっていました。
シリンダーはトリガーと連動して回転しますが、スイングアウトは不可能でBB弾を送るためのリフトとしてのみ機能しており、最下段から順に弾が拾われてバレルに向かって運ばれていくという構造上、最初の3発までは弾が出ない仕様となっています。
なお、あらかじめ直接シリンダーにBB弾を詰めておくことで、初回の空撃ち動作を省略して6発余分に発射できるというテクニックも可能となっていました。

他に珍しい機能としては、ユーザーが任意でバレル長を変更できるバレルチェンジシステムが挙げられます。
箱出し状態では6インチ仕様ですが、バレル先端のネジを回すことでバレルを外し、別売オプションの4インチあるいは8インチバレルに換装することが可能となっていました。
また、前述のようにバレル下のシュラウドがチューブマガジンとなっているため、4インチバレル装備では装弾数が少なく、8インチバレル装備では装弾数が増加するという作用もありました。

現代のガスガンと比較してまだ手探り感がある特殊な構造であるのは確かですが、外観の再現性については現行品と比較してもほとんど劣らないクオリティとなっています。
後に実射性能を両立した画期的なペガサスガスガンを開発していく片鱗も強く感じられる製品でもあり、アジャスタブル・リアサイトも含めてリボルバーとして作動できる部分はほとんど忠実に可動し、コルト社の創業150周年と連動した企画になっているところにもひときわ強い情熱が注がれているのが分かります。
このユニークな給弾システムも、後年のコルトSAAペガサスガスガンの給弾機構に応用されており、しっかりと今に続く製品のルーツも感じさせます。

ちなみに、当時の本製品の発売記念として限定グッズのプレゼントキャンペーンが行われており、それ自体は他メーカーでもよくあることですが、【パイソン試作品（世界に１丁）】という非常に意味深な物品が抽選で１名に当たるとされていました。
世界でたった一人が受け取る権利があったそれはいったい何だったのか。人類史に残り続ける未解決の謎のひとつとなっています。