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【特選中古品】無可動実銃　オーストラリア　FAL L2A1 7.62mmNATO 分隊支援小銃 旧加工製品

付属品：本体、スリング、スペアマガジン、実弾ダミーカート3個、ソフトガンケース

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マック堺さんの動画レビューで実際に使用した商品です。





【商品詳細】

実銃について：
L2A1自動小銃は、FALのイギリス諸国向けライセンス生産版であるL1A1自動小銃から派生した分隊支援火器です。
主にオーストラリア軍などで運用され、フルオート射撃が可能なセレクターの他、肉厚のバレルとバイポッドが追加されているのが主な特徴です。
また、L1A1では弾切れした際に自動的にボルトストップが機能しますが、L2A1では異物混入防止のためにホールドオープン機能は廃止され、手動でのみストップが掛けられる仕様に変更されていました。
ヘビーバレルとバイポッドによってL1A1よりも優れた命中精度を発揮することが可能となりましたが、分隊支援機関銃として見ると銃身交換が不可能で装弾数も少ないという欠点が無視できず、大規模に普及することはありませんでした。
なお、装弾数の問題を克服するために30連マガジンも開発されましたが、7.62mm弾を30発装填できるようなマガジンは長く重くなってしまい、バイポッドでの伏せ撃ちも困難になるという問題が生じたため、こちらも少数の生産に留まりました。

加工について：
バレルにインサート挿入溶接処置、ボルト閉鎖状態で溶接処置、マガジン内のスプリング除去加工が行われています。
マガジンが着脱が可能な他、フレームの上下分割が可能な、旧加工の製品となっています。

トリガー、マガジンキャッチ、セレクター、リアサイト、ボルトストップレバー、テイクダウンレバー、バイポッド、キャリングハンドルは動かすことが出来ます。ストック内コンパートメントの蓋も開閉可能です。
トリガーにはテンションが残っています。（空撃ち等はできません）
コッキングレバーについては、畳まれているハンドル部分を起こす操作のみ可能です。引くことは出来ません。

また、本製品ではフレームの上下分割が可能です。
テイクダウンレバーを引きながらアッパーフレームを持ち上げることで開きます。(実銃のためレバーの動きは固くやや力が要ります)
レシーバースクリューを外すことで、完全な分離も可能です。ロアレシーバーのスクリューが通る穴の双方に目立つ切れ込みがありますが、こちらは破損ではなく改造防止を目的とした意図的な加工になります。

スペアマガジンにはスプリングが残っており、銃本体に装着したり、ダミーカートを装填することが可能です。


各部刻印：
レシーバー左面⇒　RIFLE, 7.62mm, AUTOMATIC. L2.A1.
セレクター右　S/R/A
レシーバー右面⇒　AD65 246
マガジン左面⇒　D77 9600017
ボルト⇒　65　246

外観状態、備考など：
金属部分には各所に錆汚れがあり、木製部分にも多くの傷汚れなどがあります。
木製ストック右面の基部に、ひび割れがあります。
状態は最高品質とは言えませんが、FALから派生したバリエーションモデルの中でもマイナーな機種で、特にテイクダウンが可能な旧加工品となると現存数が少ない希少品となっています。
既存の軍用自動小銃に重銃身や脚などを取り付けて分隊支援火器として仕立てられた銃は各国に存在しますが、FALを元に分隊支援火器仕様となったものはいずれも本格的な軽機関銃と比較して性能が優れているとはいえず、FALシリーズ自体の知名度と相反して大規模な普及に成功はしていないのが実情です。故に、メディア作品への登場も少なく、言わずもがなトイガン化もされておりません。
だからこそ、知る人ぞ知る、所持する事こそがステータスになるような、コレクション価値の非常に高い一挺と成っています。

★海外実銃参考動画：
（動画に登場する個体はL1A1と組み合わされたもので、本商品とは細部が異なります）


●無可動実銃について

「無可動実銃」とは、海外で流通する実銃の発射機能を不可逆的な加工で除去し、銃刀法に抵触しない合法の観賞用装飾品とした商品になります。
具体的には、バレルやチャンバーの完全閉塞、ボルトの溶接、内部メカニズムの除去などの加工が行われており、復元することは不可能となっています。
機種や年代によっては発射機能と関わりのない操作系は残されている場合もありますが、基本的にはモデルガンのような銃としての主要動作はほぼ不可能となっており、観賞専用のものとなります。

また、上記の機能除去加工について、その内容によって【新加工】【旧加工】という区別が便宜上されています。
無可動実銃の主要な出荷元である英国において、無可動の認定に必須となる加工要件は年々厳しくなっており、上記の加工からさらに「ボルトを開放状態で溶接」「マガジンを着脱不可にする」「バレルにインサート確認用のスリット(穴)を設ける」「トリガーの撃発機構を完全除去し、それを目視確認できるスリットを設ける」といった、銃器の外観を著しく損なわせるに等しいような厳しい処置が行われているものが【新加工】と呼称されています。(実際には機種や出荷時の情勢などによって加工内容には差異があります）

そのため【新加工】が施される以前に流通していた所謂【旧加工】の無可動実銃は、コレクターの間では希少価値が高いものとなっています。

※【新加工】は出荷元の国の規則に準じた処置となっており、日本の現行銃刀法とは関わりのないものとなっています。そのため、【旧加工】製品であっても同じ合法品として特別な許可なくご購入いただけます。