実銃のヤティマチックSMGは1980年代に開発されたフィンランド製のサブマシンガンであり、銃身の軸に対してボルトとレシーバーが約7度斜めに傾いた特異なデザインとなっているのが最大の特徴です。これはボルトの動作を斜め下に向けることで、発砲時に銃身が跳ね上がることを防ぐことを目的とした設計でしたが、実際のところそのメリットを打ち消すほど取り扱い上の難点が多く、およそ400挺程度しか生産されず商業的には失敗に終わりました。
そのような北欧の知名度が低い武器がなぜアメリカの大スターの手に渡ったかというと、それはヤティマチックSMGを開発したタンペレーン・アセパヤ社がアメリカの配給会社にPRのために貸与した為であり、『コブラ』のほか『若き勇者たち(原題:Red Dawn (1984))』など同年代のアメリカ映画で使用されました。